速読トレーニング

速読トレーニング -読書スピードを上げる具体的な方法-

速読は、脳の力を最大限に発揮し、人の意識ではコントロールできない部分を上手く利用した方法です。「見る」力を養い、理解したり記憶したり、考えたりする力を同時に養うことができます。これは、脳の汎化作用が働いています。脳の中は、神経で全てが繋がっていますので、ある部分の成長が著しいと、他の部分も同じように成長しようとする効果があるのです。

 

また、脳は新しい環境に順応しようとする性質があります。引越しをした当初は、まだ慣れずにとまどうことが多くても、数日、1週間経った頃にはすっかり自分の城のような感覚に陥ることはありませんか?また、高速道路で走っている時も、入り口で感じたスピードをいつのまにか感じなくなっていることがありますよね。これは、脳の可塑性と呼ばれる性質で、外部からの刺激に柔軟に対応できる力なのです。

 

 

速読は、これらの汎化作用と可塑性を大いに利用した方法です。高速道路ですぐに目が慣れるように、速読も慣れればすぐに身に着く方法です。もともと読書のスピードが遅いからと言って、速読なんて出来ないと諦めてはいけません。

 

読書が遅い人でも、車にはきちんと乗れているはず。速読は、私達の意識していない脳の部分を活性化させるものですので、誰でも無理なく身に付けることが出来ます。訓練によっては、1日でマスター出来ることもありますので、自分に合った方法を見つけ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

日本語の速読

 

速読は、毎日の訓練の積み重ねによって自然と脳が速読脳へと変化していきます。速くすばやく読む練習方法は沢山ありますが、ここでは小説などの文章を利用して訓練する方法を記載いたします。

 

小説は、なるべく大きめの文字で書かれているものが良いでしょう。ページの量は特に関係ありませんが、読んでいて苦にならないような内容が書かれている見開きページを選びましょう。そして、文章を5文字ずつの塊に分け、読んでいきます。

 

この時、一文字ずつ目で追っていくのではなく、5文字ずつに分けた塊をぱっぱっと見る感じで読み進めていきます。5文字ずつに区切ると、単語と単語の途中で切れてしまうことがありますが、これも問題ありません。あくまで一つの塊をぱっぱっと見ていくことで、今までとは違った読み方に慣れるということに集中しましょう。これを何度か繰り返していくと、頭の中で大きく言葉にして読んでいた方法から、ちょっと遠いところでさらさらと文章が流れていくような感覚になることがあるでしょう。このような変化が起これば、速読の第一歩が完了です。

 

この方法を行っている間は、読み始めから読み終えるまでの時間を都度測ってみると良いでしょう。少しずつ速く読めるようになってきているのが、目で見て実感できるようになると思います。

 

 

小説の見開きページを用いたトレーニング方法は、自分の好きな小説を選んでトレーニング出来るところが魅力です。面白くない文章を読んで訓練するのは億劫ですから、なるべく自分の好きな小説の好きなページを読むことをお勧めします。また、時間を測定して訓練することで、なるべく早く頭に入れようという気持ちが働き、より効果が高くなりますよ。

 

このように、小説を5つの文字に分けて読んでいく方法は、速読の入り口部分となり、塊で文を頭に入れるという方法が身に着くようになります。

 

 

 

問題形式トレーニング

 

速読の訓練には、問題形式で行うトレーニングも有効です。CDやDVDなどを購入して行うのも効果的ですが、まだ半信半疑で始めるかどうか迷われている人には、問題形式のトレーニング方法を無料で提供しているサイトが沢山ありますので、試してみてはいかがかと思います。読むことに慣れるだけでなく、問題を解くという目標があることで、内容がより強く頭へとたたきこまれるのが特徴です。ただ読むだけではなく、書かれている内容を整理して理解する。速読という行為をより深くつきつめられる方法です。

 

通常の読書では左脳を使って読みますが、速読では右脳を利用して読むようになります。5文字をひと塊にして読んでいく方法は、5文字という塊を一つのイメージとして認識していきます。暗記や想像力をつかさどるのは右脳ですので、小さい頃から右脳を活性化させていれば、想像力豊かな人間に育つ可能性が充分にあります。また、速読を行っている間は左脳は完全に休んでいる訳ではなく、全体的にまんべんなく活性化している傾向が見られます。

 

右脳も左脳も活性化できる速読は、脳のトレーニングにも有効ですね。あまり文章を深くまで読みとれない低学年の子供の場合は、ゲーム感覚で速読を楽しむことも出来るでしょう。まるで暗記するかのように本を読み、問題を解いて当てる、という方法は、簡単で明快なゲームです。面白い文章などを盛り込み、問題では飽きないような絵やフォント、音響を使い、試してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、動体視力UP APEXという、動体視力、脳、速読のトレーニングができるフリーソフトもあります。

 

動体視力UP APEX

 

 

 

速読と丹田呼吸法

 

丹田呼吸法は、速読のトレーニングと一緒に行うと、とても効果的だと言われています。脳は、体の中で最も酸素を必要とする部分です。少しでも酸素が足りない状態が続くと、脳の働きが鈍くなってしまいます。逆に言えば、脳を活性化させるためには、脳へしっかりと酸素を送り込むことが大切です。

 

酸素を脳へ送り込むためには、深い呼吸法が有効です。丹田呼吸法と呼ばれる呼吸法は、深い呼吸を行うことで自律神経系を整え、ホルモンバランスや免疫系のバランスも整えてくれる力があります。交感神経と副交感神経が活性化されるため、興奮状態は緩和され、機能が低下している状態を適度な状態へと導くことができます。

 

 

丹田呼吸法は、背筋を伸ばし、体に余計な力を入れずにリラックスすることから始まり、6秒間でゆっくり息を吸い、口から12秒間かけてゆっくりと息を吐く、という方法です。一見単純な呼吸法ですが、ゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐くことで、通常の呼吸よりも交感神経系をより強く刺激することができます。また、その間は数字をカウントしていますので、数字以外の事を忘れ、ストレスなどの負担をできるだけ軽減させることも出来る有効な方法です。

 

丹田呼吸法を繰り返していると、数をカウントしなくても呼吸をすることが丹田式の呼吸法が出来るようになってきます。何度か吸って吐いてを繰り返していると、体全体が起きたような感覚になることに気付くでしょう。丹田呼吸法が身に着いたら、速読トレーニングの間に取り入れてみて下さい。脳や体がいつもよりも活性化したり安定した状態でトレーニングすることができますから、より高い効果が期待できます。

 

 

 

速読は、上記のような訓練を通して、少しずつ身に付けていくのが良いと考えられています。これも勉強と同じで、無理矢理行うのではなく、自然と生活に取り入れられるようにするのが良いでしょう。

 

無理にトレーニングしようと頑張ったり、無理矢理トレーニングさせたりすると、本人はやりたくないという気持ちのまま取り組むことになります。やる気のある状態で楽しんで行うトレーニングと、嫌々行うトレーニングでは、結果が大きく変わってきます。勿論、やる気のある状態で楽しんで行った方が、何倍も何十倍も身に着く速度も速いです。

 

速読は、脳の能力を最大限に生かしたトレーニングを行って身に付ける方法です。脳に負担のかかる状況をなるべく排除し、トレーニングしやすい環境を整えてから挑みましょう。

 

 

なお、速読のコツはこちらのサイトが参考になります。

 

速読のコツ|誰でもできる簡単なポイント
速読を習得するためのコツや学習のポイントがわかります。がむしゃらに試すのではなく、実際に速読ができるようになった人の意見を参考にしましょう。

ホーム RSS購読 サイトマップ